NACSIS-CAT機能をWindows 7~10上で体験(CAT実画面の完全なシミュレーション)
参照マーク、総合目録DBを操作しての資料組織演習向けの演習教材、各記録媒体への書誌/所蔵登録保存SINET等通信回線を利用せず、NACSIS画面をパソコン上で実現。大学図書館での目録担当者向けの教育ツールとしても最適!
開発経緯
平成8年の文部省令により図書館法施行規則が一部改正され、司書及び司書補の講習において履修すべき科目が変わりました。今回の改正での注目点は国立情報学研究所が行うサービス(NACSIS-CAT等)を前提とした「情報検索演習」「資料組織演習」の2科目ができたことです。これらの演習において「書誌ユーティリティ」はNACSISで、「データの収集と編集、データの入力」等はNACSIS-CATを用いて経験することだといった解釈がなされているようです。
弊社では新時代に対応した図書館司書カリキュラムにご活用いただけるよう「BIBLAS」(旧名:学術情報通信システム FUSION for 司書)を開発いたしました。このソフトは通信回線を使わず(実際にはNACSISへの接続はしていないものの)、あたかも接続されているがごとくNACSISのサービスがリアルに疑似体験できるものです。
機能概要
■ スタンドアロンのWindows 7~10 パソコンで稼働するため教室、研究室、学生のゼミ室などどこでもすぐに運用可能です。
■ NACSISシステムの概要から目録規則、NACSIS-CAT登録の一連の作業を豊富な例題と共に体験可能です。NC書誌検索はもちろんのこと書誌の流用新規作成、典拠リンクの作成、所蔵レコードの追加・削除など日常の目録作業をシミュレートします。
■ 書誌/所蔵の登録作業は各記録媒体に保存されるため目録データの更新削除を何度も繰り返すことができます。講義の進捗に応じて、学生への課題提出用として使うこともできます。
■ 講義ご担当の先生向けに個別の教材作成、講義へのアシスタントもご利用いただけます。(別途有償)
プログラムの流れ
1. Windowsの画面でBIBLASの画面をクリック(画面1)
2. NACSIS-CATメインメニューの表示(画面2)(通信回線は必要ありません)
3. 和洋図書/雑誌のボタン選択(対象資料により目録業務の開始)(画面3)
4. NACSIS-CATで書誌検索(画面4)
5. 検索ヒット一覧画面の表示(画面5)
6. 対象の書誌を1件選択し、所蔵登録のボタンをクリック(画面6)
7. ローカルデータ所蔵登録(画面7)
8. 1件の書誌/所蔵登録の完了、任意の前画面にマウス操作で戻る。
※:和図書の書誌がヒットした場合
(画面の流れはMILAGROで実際に接続した場合とほとんど同じになります。)
BIBLASはNACSIS-CATの操作をシミュレートするプログラムのため各大学で実際に運用されているUIPの画面を講義演習の中で体験することがでします。
「BIBLAS」導入の効果
弊社製品「BIBLAS」をご導入いただくことにより次の効果があります。
■ BIBLASによる資料組織演習により、NACSIS-CATの目録エキスパートを育成することができます。
■ 図書館での実際の目録業務で運用される「MILAGRO」にすぐ慣れることができます。UIP画面としてみれば、BIBLASとMILAGROはほぼ同じように体験できます。
■ BIBLASも1つのWindowsアプリケーションのため、資料組織演習でご利用いただくことにより同時にパソコン操作(情報リテラシー)教育を行えることになります。演習の受講生は知らず知らずのうちに書誌登録/所蔵登録が身につきます。
動作環境
■CPU | Intel Core Pentium3 1GHz以上推奨(または互換CPU) |
---|---|
■メモリ | 512MB以上推奨 各Windowsが快適に動作する容量を推奨します。 |
■ハードディスク | 100MB以上 |
■対応OS | Microsoft Windows 7・8.1・10(32bit/64bit 対応) VMWareやVirtualPCなどの仮想PCは動作保証いたしません。 |